こんにちは、管理人のYUKIです。
世間では学生(大学アイスホッケー部部員3人、今年7月には柔道部でも発覚)、俳優(清水尋也容疑者)の大麻使用でニュースになっていますが、そもそもなぜ大麻がいけないのか、改めて認識しておく必要があるかと思い、ブログに書いてみました。
大麻禁止の理由
日本で大麻の使用が禁止される主な理由はというと
一つに、精神依存性があるからです。
少量でも気分が高揚したり、過度な緊張状態から解放されリラックスできたりと快楽が得られ、それゆえ徐々に使用量が増えて、依存につながる危険があるからです。
この依存性はお金問題や社会的な問題を引き起こす可能性が非常に高いことが分かっています。
二つ目は、幻覚作用をきたすからです。
色彩や音の感覚が変わるなど幻覚が起こることがあり、このことが事故やトラブルの原因となることが非常に多いのです。
三つ目は、若年層への影響がとても深刻であることです。
10代で使用を始めると、IQが平均よりも下がるという研究報告もあります。
これは、社会全体の知的水準にも影響する可能性があると言わざるを得ません。
四つ目は、日本の法制度と歴史的背景があります。
戦後、GHQの指令で大麻が麻薬として一括規制されるようになった経緯があります。それ以来、日本では厳格な取り締まりが継続して行われている状態です。
やはり、この依存性・幻覚作用・脳への悪影響を考えると、とても怖いものですね。日本で認められている大麻の利用方法としてはかなり限定的で、医療用大麻、つまり医薬品としての使用に限られているのが現状です。
治療方針
精神的・身体的に非常に疲労困憊しているときなどは誰でも少し楽になりたいと思うのは当然です。
特に、芸能人やアスリートたちは心身ともに根詰めて日常いつも生活しているので、相当なストレスがあるかと思われます。
だからと言って日本で禁止されている大麻の使用はゆるされるものではありません。
脳の報酬系がハイジャックされた状態なので、医学的なアプローチが必要です。今後、薬物依存に特化した治療が受けられる精神保健福祉センターや依存症専門医療機関で適切な治療をうけて、大麻依存からの脱却を目指してほしいと思います。
治療過程で「やめたいのにやめられない」とおもうこともあるかもしれません。つらい時もあるかもしれません。でもそれは意志の弱さじゃなくて、脳の仕組みが変わってしまってるからなのです。カウンセリングをかさねてその仕組みを変えていくことが大切です。
家族や周囲の人たちは、気長に見守る姿勢が必要です。家族も一緒に学び、支援することで回復の道が開けることが多いのです。
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